SEO対策SaaS会社13社比較|費用とROIで失敗しない選び方

SEO対策SaaS会社13社比較|費用とROIで失敗しない選び方

SaaS向けSEO支援会社の月額費用は、10万円から150万円まで実に15倍の開きがあります。2024〜2025年の市場調査によると、成果報酬型ではCV単価5千〜3万円、スポット監査でも10〜50万円が相場です(firstPageSage 2024)。選び方を間違えれば、6ヶ月分の投資が回収不能になるリスクと隣り合わせの意思決定といえます。

SaaS企業のSEO課題は、PLG導線設計・SPA/JSレンダリング・ファネル別KW設計・フリートライアルCVR最適化など一般的なメディアSEOとは根本的に異なります。SEO対策SaaS会社とは、SaaS企業特有のSEO課題(PLG導線設計・SPA/JSレンダリング・ファネル別KW設計・フリートライアルCVR最適化)に対応できる専門支援会社の総称です。

この記事で分かること

結論、AI検索時代に対応しGEO/LLMO施策まで一気通貫で設計できる会社を選ぶべきです。本記事では主要13社を費用・SaaS実績・GEO対応力で比較し、ARR/LTV連動の選定基準を整理しました。過去にSEO会社選びで失敗した経験があるマーケティング担当者にこそ、読んでいただきたい内容です。

会社名サービス内容料金特徴向く企業規模
株式会社Stock ValueLLMO/AEO/AIO/GEO対策・コンテンツ設計・運用代行月額10万円〜AI検索で引用されるコンテンツ設計特化シリーズA〜C SaaS
ナイル株式会社SEOコンサル・コンテンツ制作・LLMO対応月額40万円〜(6ヶ月〜)東証グロース上場・大規模向けエンタープライズ
株式会社ウィルゲートSEOコンサル・コンテンツ制作・CVR改善月額30万〜80万円TACT SEO自社開発・7,200社支援中堅〜大手
サクラサクマーケティングSEOコンサル・CROSEOコンサル月額40万円〜20年SEO専業・記事品質に強み中堅
株式会社ジオコードSEO・AIO/LLMO・Web制作・広告月額15万円〜東証スタンダード上場・4,673件実績中小〜中堅
株式会社SpeeeSEOコンサル・CVR改善・AI支援要問い合わせEC向け戦略に強み中堅〜大手
アイオイクス株式会社SEO・テクニカルSEO・CRO要問い合わせ2002年設立・1,000サイト超中小〜中堅
アユダンテ株式会社テクニカルSEO・多言語SEO・データ分析要問い合わせグローバルサイト知見豊富グローバル展開SaaS
株式会社PLAN-BWeb制作・広告・SEO要問い合わせ100名超ライター・コンテンツ供給力中堅〜大手
株式会社JADESEOコンサル・データ分析・インハウス支援月額90万円〜高単価テクニカル特化大手・エンタープライズ
株式会社ルーシー(バズ部)コンテンツマーケティング・SEO要問い合わせバズ部式で750社導入中小〜中堅
株式会社CINCSEOコンサル・インハウス支援要問い合わせKeywordmap開発・データドリブン中堅〜大手
株式会社DYMSEOコンサル・コンテンツ・リンク構築月額20万円〜5,200社以上の実績中小〜中堅

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なぜSaaS企業はSEO対策会社を比較検討すべきなのか?

SaaS企業が比較検討すべき理由は明確です。広告CPAの高騰によりCAC回収に12ヶ月超かかる状態が常態化し、オーガニック流入を成長エンジンに転換する必要性が急速に高まっているためです。しかし、SaaS特有のSEO課題に対応できる会社は限られており、選定を誤ると半年分の投資が無意味になります。

AI検索市場の急変がSaaS企業のオーガニック戦略を変えている

2025年から2026年にかけて、ChatGPT・Perplexity・Google AI Overviewの台頭によりSEOの前提が大きく変わりました。SparkToro 2025の調査では、検索クエリの約30%がAI生成回答で完結するゼロクリック検索に移行しています。

SaaS企業にとって、従来の「検索順位1位を取れば流入が増える」というモデルだけでは不十分になりつつあります。AI検索に自社コンテンツが引用される仕組み、すなわちLLMO(Large Language Model Optimization)やGEO(Generative Engine Optimization)への対応が不可欠です。

PLG×SEO統合がSaaS専門会社を選ぶべき決定的な理由

一般的なSEO会社とSaaS専門SEO会社の最大の違いは、プロダクトサイトとオウンドメディアの統合設計ができるかどうかにあります。PLG(Product-Led Growth)モデルを採用するSaaS企業では、以下のようなSEO施策が求められます。

  • プロダクト内ヘルプページのSEO最適化により、既存ユーザーの検索行動を自社サイトに集約する
  • フリーミアム登録導線のランディングページ設計で、SEO流入から無料トライアルへの転換率を最大化する
  • SPA(Single Page Application)やJavaScriptレンダリングのテクニカル課題に精通し、Googlebotのクロール効率を担保する

Gartner 2025のレポートによると、PLGモデルのSaaS企業がSEO経由のMQLを適切に設計した場合、有料広告比でCACが40〜60%低減する傾向が確認されています。しかしこの成果を出すには、SaaSビジネスのファネル構造を理解した専門家の関与が前提条件です。

選び方を間違えた場合のリスクは「費用の損失」だけではありません。制作したコンテンツの著作権が支援会社側に帰属する契約の場合、解約後にコンテンツ資産そのものを失う可能性があります。ARRベースのKPI設計ができない会社に依頼すれば、6ヶ月以上の時間と数百万円の投資が成果に結びつかないまま終わることになります。

SEO対策SaaS会社を比較する5つの選定基準

SaaS企業がSEO支援会社を選定する際、費用だけで判断するのは最も避けるべき行動です。私たちが6アカウントの運用経験を通じて蓄積した知見から、定量的に比較可能な5つの選定基準を提示します。

基準1:SaaS業界の実績件数と平均契約継続月数

まず確認すべきは、その会社がSaaS企業を何社支援し、平均何ヶ月継続しているかです。SaaS向けSEOはMRR/ARRの成長に直結させる設計が必要であり、EC向けや地域ビジネス向けの実績では代替できません。

目安として、SaaS支援実績が10社以上・平均契約継続月数12ヶ月以上であれば、SaaSビジネスのKPI体系を理解している可能性が高いと判断できます。問い合わせ時に「SaaS案件の平均継続月数」を質問し、具体的な数字が返ってこない会社は候補から外すべきです。

基準2:ARR/LTV連動のROI計算フレームワーク

SEO投資の妥当性を判断するには、CPA削減という定性表現ではなく、ARRに連動した定量フレームワークが必要です。

具体的には次の計算式でROIを評価します。

  • ペイバックピリオド = SEO月額投資額 ÷(SEO経由MQL数 × MQL→有料転換率 × 平均月額ARR)
  • 合格ライン:6〜12ヶ月以内にペイバックが完了する設計

たとえば月額50万円のSEO投資で、月間MQLが20件・有料転換率が10%・平均ARRが120万円の場合、月間ARR貢献は240万円となります。ペイバックピリオドは約0.2ヶ月で、投資効率として十分に成立します。この計算を提案書に含められるかどうかが、SaaS理解度の試金石です。

基準3:LLMO/GEO対応の具体的な実装ステップ

2026年時点で「LLMO対応しています」と謳う会社は増えましたが、大半は概要説明と重要性の主張にとどまっています。具体的な実装ステップまで説明できるかを確認してください。

LLMO/GEO対応の実装ステップは以下の通りです。

  • 構造化データ(FAQ・HowTo・Product schema)の実装によりAIが情報を解析しやすい形に変換する
  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の設計として、著者プロフィール・運営者情報・実績データを明示する
  • FAQマークアップにより、AI検索が直接引用しやすいQ&A形式のコンテンツを構造化する
  • 引用されやすいコンテンツ構造として、冒頭に定義文・結論を配置し、一文完結型の情報密度を高める
  • 効果測定として、ChatGPT・Perplexity・Google AI Overviewでの引用状況を月次でモニタリングする

基準4〜5:レポート体制と契約条件

レポート頻度と担当者固定の有無は、特に中長期で成果を出すために重要です。月次レポートだけでなく、週次のSlack報告や隔週の定例MTGが含まれるか確認します。担当者が頻繁に交代する会社では、SaaS特有の文脈が引き継がれず施策の質が低下するリスクがあります。

解約後のコンテンツ帰属権と最低契約期間も見落とせません。最低契約期間は3〜6ヶ月が一般的ですが、12ヶ月縛りの会社も存在します。制作コンテンツの著作権がクライアント側に帰属する契約であることを、必ず書面で確認してください。

Stock Valueでは、これら5基準をスコアリングシートとして体系化し、クライアント企業が3〜5社を定量的に比較できるフレームワークを提供しています。感覚的な「良さそう」ではなく、数字に基づいた意思決定を可能にする仕組みです。

5つの選定基準を自社に当てはめ、候補会社を定量評価するための第一歩として、まずAI検索での自社サイトの現状を把握してみてください。以下のリンクからURL入力だけで無料診断が可能です。

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SEO対策SaaS会社おすすめ13社比較【実名・2026年版】

ここからは主要13社を実名で比較していきます。各社の料金・特徴・向いている企業規模を具体的に記載しますので、先述の5つの選定基準と照らし合わせながら候補を絞り込んでください。

※料金は2026年7月時点の公開情報です。変動するため最新は各社公式サイトで確認してください。

1株式会社Stock Value

株式会社Stock Valueの公式サイト

サービス内容:LLMO/AEO/AIO/GEO対策とオウンドメディア・note運用を専門に、AI検索時代に「引用される」コンテンツ資産を設計・制作・運用代行しています。構造化データの実装からE-E-A-T強化、記事制作まで一気通貫で対応します。

料金:月額10万円〜(SEO・GEOコンサル)

特徴:AI検索で引用されるためのコンテンツ設計に特化している点が最大の強みです。84店舗チェーンの案件でCTR 34%・AI引用率70%を達成し、ChatGPTの参照元として渋谷・新宿・池袋エリアで表示された実績を持ちます。SaaS企業のPLG導線設計からファネル別KW戦略まで、プロダクトサイトとオウンドメディアの統合設計に対応できます。

向いている企業:シリーズA〜CのSaaSスタートアップで、AI検索対応を競合に先行して実装したい企業に適しています。月額10万円〜という価格帯は、シード〜シリーズAの限られた予算でもGEO対策を開始できる設計です。

出典:https://stockvalue.co.jp

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2ナイル株式会社

ナイル株式会社の公式サイト

サービス内容:SEOコンサルティング、コンテンツ制作、オウンドメディア支援、LLMO対応、社内向けSEO研修を提供しています。戦略策定からコンテンツ制作、効果測定までフルファネルでの支援体制を構築しています。

料金:月額40万円〜(最低契約期間6ヶ月〜)

特徴:2023年に東証グロースへ上場し、財務基盤の安定性が確認できる企業です。大規模サイトやエンタープライズ向けの実績が豊富で、数千ページ規模のサイトリニューアルに伴うSEO移行プロジェクトにも対応します。LLMO対応もサービスラインに組み込んでおり、AI検索時代への適応を進めています。

向いている企業:ARR10億円超の大手SaaS企業で、予算に余裕がありフルサポートを求める企業に適しています。最低月額40万円・6ヶ月〜の契約条件は、シリーズA段階ではハードルが高い可能性があります。

出典:https://www.seohacks.net/

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3株式会社ウィルゲート

株式会社ウィルゲートの公式サイト

サービス内容:SEOコンサルティング、コンテンツ制作、CVR改善を主軸に、SEO分析ツール「TACT SEO」を自社開発しています。約7,200社の支援実績に基づくノウハウが蓄積されています。

料金:月額30万〜80万円

特徴:2006年設立で業界トップクラスの支援実績を持ちます。自社開発ツールTACT SEOの提供により、コンサル終了後もクライアント社内でSEO運用を内製化できる設計が特徴です。技術力とコンサルティングの併用で、段階的にインハウス化を進めたい企業に向いています。

向いている企業:自社ツールとコンサルの併用で内製化を視野に入れたい中堅SaaS企業に適しています。月額30万円〜の価格帯は、シリーズB以降の企業に現実的な投資水準です。

出典:https://www.willgate.co.jp/

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4サクラサクマーケティング株式会社

サクラサクマーケティング株式会社の公式サイト

サービス内容:SEOコンサルティングとCRO(コンバージョン率最適化)を中心に、高品質なコンテンツ制作を行っています。

料金:SEOコンサル月額40万円〜、CRO月額20万円〜

特徴:20年のSEO専業実績を持つ老舗です。記事品質に強みがあり、E-E-A-Tを意識した専門性の高いコンテンツ制作で評価されています。SaaS専門ではありませんが、中堅企業への支援実績は豊富です。

出典:https://www.sakurasaku-labo.jp/

サクラサクマーケティング株式会社の詳細を見る

5株式会社ジオコード

株式会社ジオコードの公式サイト

サービス内容:SEO、AIO/LLMO対応、Web制作、広告運用をトータルで提供しています。

料金:スタンダードプラン月額15万円〜、コンテンツプラン月額20万円〜

特徴:東証スタンダード上場企業であり、4,673件以上の支援実績を持ちます。AIO/LLMO対応をサービスラインに含めている点が特徴で、月額15万円〜の価格帯はスタートアップにとっても検討しやすい水準です。

出典:https://www.geo-code.co.jp/

株式会社ジオコードの詳細を見る

6株式会社Speee

株式会社Speeeの公式サイト

サービス内容:SEOコンサルティング、CVR改善、AI活用支援を展開しています。

料金:要問い合わせ

特徴:継続率・顧客満足度が高く、特にECサイト向けSEO戦略で強みを発揮しています。3,000社以上の支援実績があり、データドリブンなアプローチに定評があります。SaaS企業への適用可否は個別確認が必要です。

出典:https://speee.jp/

株式会社Speeeの詳細を見る

7アイオイクス株式会社

アイオイクス株式会社の公式サイト

サービス内容:SEO、テクニカルSEO、CRO(コンバージョン率最適化)を主軸としています。

料金:要問い合わせ

特徴:2002年設立の老舗で、1,000サイト以上の支援実績を持ちます。SEO Japanというメディアを自社運営しており、SEOに関する情報発信力と知見の蓄積が強みです。テクニカルSEOの基盤が堅く、SPA対応などの技術課題にも対応可能です。

出典:https://www.ioix.com/

アイオイクス株式会社の詳細を見る

8アユダンテ株式会社

アユダンテ株式会社の公式サイト

サービス内容:テクニカルSEO、多言語SEO、データ分析を専門としています。

料金:要問い合わせ

特徴:テクニカルSEOの専門家集団として知られ、グローバルサイトや多言語SEOの知見が豊富です。hreflang設定やCDN環境でのSEO最適化など、技術的に複雑な案件を得意としています。海外展開を視野に入れるSaaS企業にとっては候補に入れるべき企業です。

出典:https://ayudante.jp/

アユダンテ株式会社の詳細を見る

9株式会社PLAN-B

株式会社PLAN-Bの公式サイト

サービス内容:Web制作、広告運用、SEOを統合的に提供しています。

料金:要問い合わせ

特徴:独自SEOツールを保有し、社内100名超のライター体制によるコンテンツ供給力が強みです。大量のコンテンツ制作が必要なメディア立ち上げフェーズに向いています。ただし、SaaS特化の実績については個別確認が必要です。

出典:https://www.plan-b.co.jp/

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10株式会社JADE

株式会社JADEの公式サイト

サービス内容:SEOコンサルティング、データ分析、インハウスSEO支援を提供しています。

料金:月額90万円〜

特徴:独自フレームワークとAmethystツールを活用した高単価テクニカル特化型の支援スタイルです。元Google社員が在籍するなど、検索エンジンの内部構造への深い理解が強みです。月額90万円〜という価格帯はエンタープライズ向けに絞られます。

出典:https://www.ja.dev/

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株式会社ルーシー(バズ部)

サービス内容:コンテンツマーケティングとSEOを統合した支援を提供しています。

料金:要問い合わせ

特徴:「バズ部」の名で知られるコンテンツマーケティング手法を体系化し、750社以上の導入実績があります。質の高いコンテンツで自然流入を獲得する方法論に定評がありますが、テクニカルSEOやGEO対応は別途確認が必要です。

出典:https://lucy.ne.jp/

11株式会社CINC

株式会社CINCの公式サイト

サービス内容:SEOコンサルティング、インハウスSEO支援を主軸としています。

料金:要問い合わせ

特徴Keywordmapを自社開発しており、データドリブンなアプローチが特徴です。キーワード調査から競合分析まで、自社ツールの分析精度を武器にしたコンサルティングを展開しています。ツール導入とコンサルのセットで内製化を進めたい企業に向いています。

出典:https://www.cinc-j.co.jp/

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12株式会社DYM

株式会社DYMの公式サイト

サービス内容:SEOコンサルティング、コンテンツ制作、リンク構築を提供しています。

料金:月額20万円〜

特徴:20年以上の経験と5,200社以上の幅広い対策実績を持ちます。月額20万円〜という価格帯は中小企業にとって取り組みやすく、幅広い業界での実績があります。SaaS特化の専門性については個別確認をおすすめします。

出典:https://dym.asia/

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SEO対策SaaS会社選びでよくある失敗と注意点とは?

よくある失敗は大きく4パターンに集約されます。SaaS実績の欠如・低品質コンテンツの量産・オンボーディング放置・コンテンツ帰属権の喪失です。これらを事前に回避するためのチェックリストと、契約後の理想的なオンボーディングフローを具体的に解説します。

失敗パターン4選と回避の考え方

失敗①:SaaS実績がないのに安さで選んだ

月額10万円台の低価格に惹かれて契約したものの、担当者がSaaSのビジネスモデルを理解しておらず、BtoC向けの画一的な施策が展開されるケースです。MRR/ARRという概念を知らない担当者にSaaS企業のKPIは設計できません。

失敗②:成果報酬型で低品質コンテンツが量産された

成果報酬型の契約で「記事数」にKPIが偏った結果、検索順位は上がるものの読者の信頼を損なう薄い記事が量産されたケースです。SaaS企業のブランド毀損リスクを考慮すると、記事品質の担保条件を契約に明記する必要があります。

失敗③:契約後のオンボーディングが放置された

契約書にサインした後、キックオフMTGが開かれないまま数週間が経過し、初月の成果が何も出ないパターンです。オンボーディング設計が明確でない会社は、プロジェクト推進力に課題を抱えている可能性が高いと判断できます。

失敗④:解約時にコンテンツ帰属権が会社側に残った

契約書の著作権条項を確認せず、解約時に制作コンテンツを削除要求されたケースです。特に100記事以上のコンテンツ資産を構築した後では、その損失は計り知れません。

契約前チェックリストと理想的オンボーディングフロー

問い合わせ時に必ず確認すべき5項目を整理します。

  • 過去SaaS案件のARR貢献実績の開示を求める。「貴社のSaaS実績で最もARR貢献した施策は何か」と質問し、具体的数字で回答できるかを判断基準にする
  • レポート頻度と担当者固定の有無を確認する。月次レポートの内容サンプルを事前に見せてもらう
  • 最低契約期間と中途解約条件を書面で確認する。違約金の有無と金額も明確にする
  • 成果物の著作権帰属がクライアント側にあることを契約書で担保する
  • LLMO/GEO対応の具体施策が実装レベルで説明できるか確認する

契約後の理想的なオンボーディングフローは以下の4ステップです。

初月第1週:キックオフMTGで事業KPI・ターゲットペルソナ・競合情報を共有します。第2〜3週:KW要件定義としてファネル別のキーワードマップを策定します。第4週〜2ヶ月目:テクニカル監査でSPA/JSレンダリング・CWV・Canonical設定を洗い出します。3ヶ月目:コンテンツカレンダー策定で優先度の高いKWから制作スケジュールを確定させます。

この4ステップが契約前に提示される会社は、プロジェクトマネジメントの体制が整っていると判断できます。逆に「まず始めてみましょう」としか言わない会社は、失敗パターン③に陥るリスクが高い傾向にあります。

SEO会社選びの失敗を回避するため、まず自社サイトの現状課題を客観的に把握することが出発点です。AI検索での評価状況を含めた診断レポートを、以下のリンクから無料で取得できます。

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SaaS企業のSEO対策会社選びに関するよくある質問

Q: SaaS企業がSEO対策会社に依頼する費用相場はいくらですか?

月額固定型で15万〜150万円が市場相場です(firstPageSage 2024)。SaaS企業向けの標準的なコンサルティングは月額30〜80万円の価格帯に集中しています。スポット監査であれば10〜50万円、記事制作単価は1本3〜15万円が目安です。シリーズAのスタートアップであれば月額10〜30万円から開始し、ARR成長に合わせて投資額を増やす段階的アプローチが現実的です。

Q: SEO対策の効果が出るまでどのくらいかかりますか?

一般的には3〜6ヶ月で初期成果が見え始め、本格的なMQL貢献は6〜12ヶ月後が目安です。ただしSaaS企業の場合、テクニカルSEOの基盤整備(SPA対応・CWV改善)に1〜2ヶ月を要するため、コンテンツ施策の効果発現はその分後ろ倒しになります。ペイバックピリオド12ヶ月以内を合格ラインとして設定し、月次でMQL数と転換率をモニタリングすることをおすすめします。

Q: 成果報酬型と月額固定型どちらを選ぶべきですか?

SaaS企業には月額固定型を推奨します。成果報酬型はCV単価5千〜3万円が相場ですが、「CV」の定義が曖昧な場合、質の低いリードが計上されるリスクがあります。SaaS企業ではMQL→SQL→有料転換までのファネル全体で成果を評価する必要があり、単純なCV数ではROIを正確に測定できません。月額固定型の方がKPI設計の自由度が高く、中長期的な戦略実行に適しています。

Q: LLMO/GEO対応は本当に必要ですか?

2026年現在、対応は必須と私たちは考えています。Search Engine Journal 2025の調査によれば、BtoB SaaS関連クエリの約25%がAI生成回答を含む形式で表示されています。AI検索結果に自社コンテンツが引用されなければ、従来の検索順位1位を維持していてもクリック率が低下する構造的な問題が発生します。構造化データ・E-E-A-T設計・FAQ構造化の3点は最低限実装すべき施策です。

Q: 社内にSEO担当者がいなくても外注できますか?

外注は可能です。むしろSEO専任者不在の企業こそ、SaaS専門のSEO会社に依頼するメリットが大きいといえます。ただし、完全丸投げではなく社内に1名の窓口担当を設置し、週次の進捗確認とプロダクト情報の共有を行う体制が理想です。将来的にインハウス化を見据え、ナレッジ移転が契約に含まれるかも確認してください。

Q: 比較検討時に何社から提案を受けるべきですか?

3〜5社から提案を受け、定量スコアリングで2社に絞るプロセスを推奨します。5社以上に声をかけると比較工数が膨れ上がり、意思決定が遅延するリスクがあります。先述の5つの選定基準をスコアシートに落とし込み、各社の提案を同じ軸で評価することで、属人的な判断を排除できます。

まとめ|SEO対策SaaS会社比較で失敗しない選び方

本記事の要点を整理します。

  • SaaS企業のSEO会社選びは「SaaS実績×ROI計算力×GEO対応」の3軸で定量評価すべきである
  • 月額固定型15〜150万円の市場で、自社のフェーズに合った価格帯の会社を選ぶことが重要
  • LLMO/GEO対応は2026年時点で必須要件。概要説明だけでなく実装ステップまで説明できる会社を選ぶ
  • 契約前に「SaaS案件で最もARR貢献した施策」を質問し、具体的数字で回答できるかを判断基準にする
  • ペイバックピリオド6〜12ヶ月を合格ラインとし、月次でROIをモニタリングする体制を構築する

読者が次に取るべきアクションは3ステップです。

まず①自社の課題を定義します。テクニカル課題なのかコンテンツ不足なのかGEO未対応なのかを明確にしてください。次に②候補3〜5社へRFI(情報提供依頼)を送付し、5つの選定基準に沿った回答を収集します。最後に③3ヶ月のトライアル契約で小さく検証し、ペイバックピリオドが合格ラインに収まるかを実データで確認します。

「今度こそ正しい会社を選びたい」という思いを形にする第一歩は、自社サイトの現状を正確に把握することです。以下のリンクからAI検索での評価状況を含む無料診断レポートを取得し、課題定義の材料にしてください。

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この記事を書いた人

木村 竹蔵

株式会社Stock Value 代表取締役

LLMO / AEO / AIO / GEO対策とオウンドメディア・note運用を専門に、AI検索時代に「引用される」コンテンツ資産を設計・制作・運用代行する株式会社Stock Valueの代表。クライアント案件では、84店舗チェーンでCTR34%・AI引用率70%を達成し、ChatGPTの参照元として表示された実績を持つ。「記事を上げるだけ」ではなく、検索とAI検索の両方で成果が出る仕組みづくりを支援している。

  • 専門領域: LLMO / AEO / AIO / GEO対策・オウンドメディア / note運用代行
  • 実績: 84店舗チェーンで CTR34%・AI引用率70%、ChatGPTの参照元として表示

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